マビノギ英雄伝 RMT悠香(福岡県)が販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧商品によるアレルギー問題で、日本アレルギー学会は25日、東京都内で会見し、発症の報告が569人になったと発表した
「異常な事態」として、軽く治まった場合でも安心せずに、皮膚科の専門医を受診するよう注意を呼びかけた
検査を受けられる全国の病院は同学会のウェブサイトに掲載されている
学会特別委の松永佳世子委員長(藤田保健衛生大教授)は「化粧品でこれほど大規模なアレルギーが発症した例はない
強いかゆみや呼吸困難などは7割以上、まぶたのはれが5割以上でみられた
厚生労働省には10月17日時点で、発症者471人が悠香から報告されていた
旧製品を使っただけでは発症しにくいが、マビノギ英雄伝 RMTパンやパスタなど小麦を原料とする食品を食べることなどで反応が促され、発症したと考えられるという
2週間あまりの間に約100人増えたことになる
全身のじんましんや呼吸困難などの重い症状が突然出る割合が高く、旧製品が原因と気づきにくいとしている
悠香の集計とは別に、学会に設けられた特別委員会が集計したところ、旧製品に含まれる小麦由来成分「グルパール19S」が原因でアレルギーを発症したと六つの病院が確定診断した222人のうち、血圧が低下するなど特に重症化した例が3~5割に上った
症状の出ていない人も、心配ならばアレルギーの有無を調べる検査を受けたほうがよい」と述べた
同学会によると、569人は医師にアレルギーと診断されたケースで、今月4日までの情報を悠香から提供された
発症者はもともと小麦アレルギーの体質ではなかったが、RMTグルパール19Sが皮膚を通して体内に入り、小麦由来成分に反応する抗体ができた