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RMTアーキエイジ RMT|ArcheAge RMT(予約制)

ArcheAge RMT自由だが法もある世界,抱腹絶倒の裁判システム
投稿日時:2013年05月29日
ArcheAge RMTはいろいろな意味で自由なMMORPGだが,その中には“悪事を行う自由”も含まれている。エリアによってはPKが行えるし,他人の作物を盗むことだってできる。いざ自分がやられてみて初めて気付いたのだが,手塩にかけて育てた作物を収穫間際に盗まれるのは,PKよりも腹が立つものだった(PKされたときのペナルティが,それほど大きくはないこともあるかもしれない)。
エリアによって危険度が異なる。危険度を示す画面右上の赤いゲージに注意だ。個人的には自分がPKされたことより,ペットが殺されたことが辛かった。ちなみにあとで知ったのだが,死んだペットはNPCに代金を支払えば復活する
とはいえ,この世界は無法地帯というわけではなく,きちんとした法が存在するのだ。それを代表するのが「裁判」システムとなる。
例えばPKや泥棒などが行われると,犯行現場に“血痕”や“足跡”が残り,これを見たほかのプレイヤーは“通報”ができる。通報された人は不名誉ポイントが増加し,それが積み重なることで犯罪者として召集を受け,裁判にかけられるのだ。
地面に生々しい事件(被害者:自分)のあとが。通報で状況などを陪審員に伝えることもできる。こうした痕跡は一定時間で消えてしまうようだ
裁判はArcheAge RMTの中でも指折りのユニークなシステムで,犯罪者を裁く陪審員がプレイヤーの中から選出され,しかも裁判の様子がオープンチャットを通じてライブ中継される。陪審員を説き伏せることができれば刑は軽くなるかもしれないので,犯罪者にとってはある意味腕の見せどころだ。
裁判におけるチャットの模様をスクリーンショットで掲載できないのが残念。実際にプレイする際にはぜひ注目してほしい
クエストをこなすことで陪審員の資格が得られる。裁判が始まると資格者の中からランダムで選ばれ,どこにいても裁判所に召集されるという仕組みだ
ところで,PK/窃盗といった犯罪要素は,やはりゲーム中でネガティブな印象を持たれやすいシステムと言える。同様に裁判もネガティブなイメージを持たれないかと少し心配していたのだが,ファミリーテストではこの裁判の存在によって,ゲーム中でなんとも“ゆるい”雰囲気を演出することになっていたのだ。
というのも,冒険している最中にチャットで流れてくる裁判のやりとりは面白いものばかり。ときに声を出して吹き出したこともあるほどだ。例えば,
陪審員1「あなたは酷いことをしましたね」(罪状の数々が通報のリストで確認できる)
被告「すみません。でも,苺を取っただけなんです……」
陪審員2「なんて重罪を……有罪」
被告「えー!?」
といった会話から,そのゆるさを想像してほしい。もっとも,このときは陪審員ではない筆者も「それは重罪だよな」と同意したものだが。
ほかにも,PKを行った理由を問い詰められた被告が「自分がデザインしたマントをバカにされたから」だったり,いろいろな事情があるものだと感心することも。
このようにファミリーテストにおける被告は,とかくサービス精神旺盛なプレイヤーが多かったのか,裁判という雰囲気がそうさせるのか,その様子はあたかもテーブルRPGのセッションのようで,RPを自然と楽しんでいたように思えた。
ちなみに,有罪となったプレイヤーは牢獄に放り込まれるのだが,そこから「脱獄」することも可能。犯罪後にも,波乱万丈のプレイが待ち受けているようだ。
筆者は今回のプレイでは犯罪には手を染めなかったので,その中身までお伝えできないのが残念なところ。次の機会には,何らかの悪事に手を染めて,そして裁判で披露する一発ネタを熟考したいと考えている(※おまわりさん。この人です)。
カカシで保護されたエリア外に作物が……ゴクリ(エリア外にプレイヤーが植えた作物は,誰でも抜き取ることが可能。しかし,所有権はちゃんと植えたプレイヤーにあるので勝手に持っていけば犯罪になる。名前が書かれた作物には注意しよう)
アルカトラズ島のような監獄島を発見。ArcheAge RMTにおける“悪事”はなかなか奥が深そうである